北中氏:日揮グループでは2018年12月に将来を見据えた新たなIT戦略として「ITグランドプラン」を打ち出しました。2030年を目標に、AIやIoTなどのデジタル技術を積極的に活用して業務を高度化しようというものです。
そこでは、データに基づいた意思決定を行うためにデータ分析基盤を整備し、見積もり業務やコスト、納期の予測など、高度なデータ活用が求められており、同時に、データ活用を普段の業務に生かせるような人材育成にも重点を置いています。
そのため、データ収集からデータの可視化を社内に定着させ、データ活用の土台を作ることになりました。そして、ベースとなるデータ分析ツールには、すでに導入していたMicrosoft 365との親和性が高く、コスト面でも大規模導入が可能であることから、「Microsoft Power BI(以下、Power BI)」を選定しました。