新営業支援システムへの移行プロジェクトのパートナーとなったのが、従前の営業システムの提案・構築を担ったジールである。
末永氏は「引き続きジールを選んだ理由は、これまでのプロジェクトを通じて培われた信頼と実績にありました。したがって、今回の移行プロジェクトでも他社製品や他ベンダーの選定を考えることなく、ジール一択で決めました」と語る。
そしてパフォーマンスの改善とクラウド移行を2本柱とした新たな営業支援システムのプラットフォームとしてジールから提案されたのが、クラウド型BIツールの「Oracle Analytics Cloud」、自律型データウェアハウスの「Autonomous Data Warehouse Cloud(ADW)」、といった、一連のオラクルのクラウド・ソリューション群だ。
Oracle Analytics Cloud が提案された理由は、Oracle Business Intelligence Enterprise Editionの後継サービスであり、現在利用している営業レポートをそのままクラウド上に移行できることがポイントとなった。また、ADWはデータウェアハウスのワークロードに最適化された自律型データベースクラウドであり、今後さらなるデータの増加に対しても十分に対応可能な高い処理能力があることが選定の理由となった。このほか、今回のプロジェクトではデータベースの入力インターフェースとして、ローコード開発ツールの「Oracle Application Express (APEX)」も採用されている。