ジール、武蔵野⼤学データサイエンス学部との長期有償インターンシップの成果報告会を実施

プレスリリース

2024年01月17日

アバントグループで、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)推進事業を展開する株式会社ジール(本社:東京都品川区、代表取締役社長:沼田 善之、以下「ジール」)は、学校法⼈武蔵野⼤学(東京都江東区・⻄東京市、以下「武蔵野⼤学」)データサイエンス学部と長期インターンシップ(期間:84日(金)~1130日(木))を行い、その「成果報告会」を2023128日(金)に実施しました。長期インターンシップでは、⾃社製品のAISaaSStoryAI」の機能強化とその社会実装推進を⽬的としました。

今回の約4か月間の長期インターンシップには、武蔵野大学データサイエンス学部の3名の学生が参加しました。StoryAIは、テキストおよび画像から機械学習でストーリーを感情分析するサービスですが、インターンシップでは、実際に本物の脚本を用い、StoryAIで分析するための前処理となるデータ化の技術検証、新たな学習モデルの検討やプログラム構築、およびStoryAIの新たな分析機能の検討・開発に取り組みました。

データ化においては、大学の授業で使用していたPython等での対応を実施しましたが、検証していく中で、現行の学習モデルでは脚本の「タイトル部分」、「画像部分」、「本文」をうまく切り出すことができずOCR処理およびデータ化に対応できないことがわかり、自分たちでモデルを作っていくことになりました。必要となる広告除去や段組み切り分け、さらにはOCRの手法に至るまで、話し合いと仮説と検証を繰り返しながら課題に向き合い解決していきました。

StoryAIの新たな分析機能の検討・開発では、ユーザー目線からのさらなる価値提供を目指し、より作品の中身にフォーカスした分析に向け、DTW(Dynamic Time Warping:動的時間伸縮法(※1))の取り込みや可視化分析、ネットワーク分析などに取り組みました。

今回のインターンシップの成果を受けジールは、これまで参加していた学生3名のインターンシップ期間を2024年3月まで延長するとともに、武蔵野大学より新たなインターンシップ参加者を受け入れ、StoryAIの機能強化、人材採用強化をより一層推進していきます。

※1)武蔵野大学ではDTWの研究に注力しており、今後の社会実装に向け研究成果を活用した取り組みを行いました。
参考文献:仲程 凜太朗, 岡田龍太郎, 中西 崇文, Story Signature:ストーリー展開特徴抽出による 類似小説検索可視化方式の実現, 第12回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム, DEIM Forum 2020 A7-3, 2020.
https://proceedings-of-deim.github.io/DEIM2020/papers/A7-3.pdf

■インターンシップに参加した学生3名の感想

  •  武蔵野⼤学データサイエンス学部3年生 青木 慎太郎さん
    「実際にジールで働いたことでマナーや仕事の進め方を体験でき、非常に勉強になりました。インターンシップの業務では『もっと効率化したい』『コストを下げたい』という要望や課題が出てきた際に、タスクをこなしながら課題も解決していかなければいけない点が難しいところだなと実感し、これが仕事だと感じました。また、社員の皆さんの仕事のやりとりを聞いたり、今回の成果報告会の直前にも隣の席に座っていた方から『頑張ってね』と声をかけてもらったりなど、ジールはコミュニケーションが活発な環境だと感じました。」
  • 武蔵野⼤学データサイエンス学部3年生 杉山 彩子さん
    「これまで私の身近には『会社員』の方がいなかったので、実際にジールに出社して社員の方同士のコミュニケーションを見て、働くイメージが湧きました。ジールはコミュニケーションが活発かつ気軽に行われていて、インターンシップでも、社員の皆さんが私たちに本当に良くしてくださり、3名一同感謝しています。大学では技術の習得に取り組んで来ましたが、インターンシップでは技術の実用化について、新しい視点と知見を得ることができましたので、今後に生かしていきたいです。」
  • 武蔵野⼤学データサイエンス学部3年生 諏訪 秀実さん
    「今回のインターンシップで扱った商材のStoryAIは実際にお客様に使っていただくサービスなので、『働く』ということに関して責任とやりがいを感じました。業務については、コードを書くばかりではなく、さまざまな方とのコミュニケーションが必要だったり、また、データ化の作業も泥臭い業務の繰り返しだったりと大変なこともありましたが、このインターンシップでないと得られなかった経験で、このインターンシップ自体が得難いものです。社会人になったときにこの経験が間違いなく生きると思いますし、大学の研究にも今回の経験を還元できるように頑張ります!」

■ジール担当者コメント
株式会社ジール IP Hub インキュベイトプロダクツ マネジャー 川合 雅寛
「今回のインターンシップの最初のゴールは、モデルデータの強化に向け、StoryAIに読み込む脚本データをテキスト化することでした。ところが、学生3名の能力が想像以上に高かったため当初の予定を大幅に変更し、最終スコープだけを伝えて学生主導で進めていく方針に変更しました。この方針は、実は普段から大学で行っている進め方と同じだったそうです。私が特に大切にしていたのは、最終スコープを理解しているかを確認することで、私が説明した後には学生3名に自分の言葉で再度説明してもらい、認識を合わせるようにしていました。その結果、学生3名がやりたいこととユーザーが求めていることが乖離しない意識づくりができたと思います。」


※StoryAIの詳細は以下ウェブサイトをご参照ください。
URL:https://storyai.app
   https://storyai.app/enterprise 

今後もジールは、データ活用領域における30年以上の実績と知見を生かし、企業のDX実現を伴走するパートナーとしてお客様の企業価値向上に貢献するとともに、すべての人々がデータを活用でき、そのデータから恩恵を受けられる社会の実現を目指してまいります。

【武蔵野大学について】
1924年に仏教精神を根幹にした人格教育を理想に掲げ、武蔵野女子学院を設立。武蔵野女子大学を前身とし、2003年に武蔵野大学に名称変更。2004年の男女共学化以降、大学改革を推進し12学部20学科、13大学院研究科、通信教育部など学生数13,000人超の総合大学に発展。2019年に国内私立大学初のデータサイエンス学部を開設。2021年に国内初のアントレプレナーシップ学部を開設し、「AI活用」「SDGs」を必修科目とした全学共通基礎課程「武蔵野INITIAL」をスタートさせる。2023年には国内初のサステナビリティ学科を開設。2024年には国内初のウェルビーイング学部を開設する。2024年の創立100周年とその先の2050年の未来に向けてクリエイティブな人材を育成するため、大学改革を進めている。

武蔵野大学ホームページURL :https://www.musashino-u.ac.jp/

【株式会社ジールについて】
株式会社ジールは、社内外のデータを整理・統合するデータプラットフォームやデータを分析・予測・可視化するAI・BIソリューション等を、コンサルティング・システム開発を通じて提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションやデータドリブン経営の推進を支援しています。自社開発のクラウド型データ分析基盤「ZEUSCloud」、DX人材育成を支援するeラーニングサービス「ZEAL DX-Learning Room」なども展開しています。東証プライム市場上場の株式会社アバントグループの 100%子会社です。

社 名:株式会社ジール 設 立: 2012 年 7 月
代表者:代表取締役社長 沼田 善之
URL: https://www.zdh.co.jp/
主要業務:ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービス など
本社所在地:東京都品川区上大崎 2 丁目 13 番 17 号 目黒東急ビル 6 階
大阪支社:大阪府大阪市中央区伏見町二丁目 1 番 1 号 三井住友銀行高麗橋ビル 7F

【アバントグループに関して】
株式会社アバントグループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、東証プライム市場上場、証券コード:3836)を持株会社として展開するアバントグループは、「企業価値向上に役立つソフトウエア会社になる」とのマテリアリティの実現に向けて、2022年10月1日に新たなガバナンス体制とグループ体制でスタートしました。 アバントグループでは、財務情報・非財務情報を問わず様々な情報に基づき、お客様が適時・適切な経営判断を行い、経営改革を推進するためのソフトウエア開発・販売・保守や、ソフトウエアベースのコンサルティング・BPOサービスをご提供し、「経営のDX」に貢献してまいります。主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。

<アバントグループ>

 

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

 以上

 

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