公開日:2025年7月10日

更新日:2025年7月10日

分析・可視化ワークショップは、クライアントからの満足度は4.35という高評価のワークショップだそうです。従来は2日間の構成でしたが、本日は新卒研修向けの1日で学べる講義として行われましたので、さっそく体験してきました。

 

分析・可視化ワークショップとは?

分析・可視化ワークショップはBIツールの技術を習得している方、ダッシュボードでグラフを作成したことのある方が受講対象となっています。

ジールが提供する人材育成サービスは多岐にわたっており、「分析・可視化ワークショップ」はDX-Learning RoomやPower BIなどのハンズオントレーニングを受講後、より実務で活用できるダッシュボードを作成したい方にお勧めしたいワークショップです。


キャプション:ジールが提供する人材育成サービス

 

分析・可視化ワークショップの特長

DX-Learning RoomやPower BIなどのハンズオントレーニングが操作方法などのインプットがメインになるサービスであるのに対し、分析・可視化ワークショップはお客様によるアウトプットメインのサービスです。
データ利活用や基盤構築の最前線で活躍するエンジニアが開発したワークショップで、お客様の業務の課題を「可視化する」ことをお客様ご自身で実現できるように支援するのが「分析・可視化ワークショップ」の最大の特長です。

そのため、本ワークショップで講師から参加者へアドバイスすることよりも、参加者が自分で考えることが優先されており、2回のワークショップを通じてしっかりと成果物がアウトプットできるように構成されています。(今回は新入社員向けに1日3時間の短縮バージョンの内容でお届けいたします!)

 

開始の様子

起立、礼、着席で始まった講義。
なんか懐かしい。

今日は新人研修の一環で行われた分析・可視化ワークショップにお邪魔しました。42名の新卒のみなさんのフレッシュな空気に包まれながら、わたくしも思わず背筋が伸びました。彼らのキラキラした表情と、スタートしたばかりの社会人生活に夢や希望を抱きながらも、ちょっぴり不安を忍ばせている様子に、わたくし自身も初心に返った気がしました。今日はそんな気持ちで、新人研修に参加してみました。

 

本日の講師

大阪支社所属の鶴田さんと的場さん。ジール主催のウェビナーの講師も多数担当しています。

鶴田さん

的場さん

お客様満足度が高いジールで人気のウェビナーです。毎回好評をいただいていますので、ぜひチェックしてみてください。

2025.07.02
「映える」レポートに騙されるな!? 使われる可視化の本質とは レポート設計術~作って終わりに終止符を~ | イベント・セミナー | 株式会社ジール

 

ワークショップの様子と内容

模擬データを用いて、仮説思考プロセスを意識したデータ分析の方法と、業務課題に応じた画面のデザインを中心にワークショップが行われていました。

ワークショップの前半では、下記の4つのプロセスにもとづく仮説思考を学んでいました。
①目的を明確にする
②目的に対する仮説を立てる
③データを収集する
④分析により仮説を検証する

そして実際に課題に対しての仮説を書き出し、グループ討論を行った後、ワークショップの後半では、レポート作成を行うイメージを組み立てていました。

本来2日間かけて実施するワークショップのエッセンシャル版(3時間)のワークショップですが、業務に直結する中身の濃い内容でした。

ダッシュボードの作り方、デザイン編では、「この画面を見て改善点をできるだけ多く見つけましょう」という課題がありました。実際、研修で投影されていたのがこちらのグラフです。データの関係で少々ぼかしております。

 

おぉ、なかなかのギラギラ度合のダッシュボードがスクリーンに映し出されました。

それ、シュワッチッじゃ〜ん」ひときわ楽しそうなグループをパシャリ。
このお二方、2軸のグラフを腕で表現(笑) めっちゃ楽しそうな雰囲気で取り組んでいました。

 

さっそく個人での気づきをみなさんメモしながら、次にお隣さん同士での話し合い、最後にグループ内での話し合いがありました。

いよいよグループでの話し合いが終わり、発表がありました。

  • 円グラフに内訳を表示するデータラベルを表示した方がよい
  • 円グラフの表示項目数は5つ以下が望ましい
  • 項目ごとの数値表記がない
  • 文字の大きさ、中央ぞろえ、体裁整っていない
  • カテゴリが似たものはまとめて表示した方が見やすい
  • 背景色が強すぎる
  • 異なる項目を同じ色で表現している
  • カラーが多すぎる
  • 色は重要な箇所だけ使ったほうがいい
  • 単位にムラがある
  • ダッシュボードにタイトルを入れたほうが良い

などみなさん細かい点を発表していました。

 

休憩中若者に混ざってみた

休憩中、窓辺で研修のお話をしていた二人を発見。ワークショップの率直な感想、なぜジールに入社したのかなど聞きたく二人に混ざっちゃっいました(笑)

たまたまそこに居合わせていた彼らなのですが、実はちょっとお声がけしたいなぁと思っていた二人でした。

ワークショップ中、わたくしが座っていた席の目の前のグループにいたTさん。グループワークの中でも様々な意見を上手にまとめ、朗らかな笑みで周りを包み込むあたたかさを感じていました。彼女は、学生時代に統計学を勉強し、そこからデータに興味を持ったそうで、今日のワークショップは気づきと発見が大きいですと話していました。

そして、人事部の担当者から最年少はどなたですか?と訪ねた時に教えてもらっていたO君。後ろにまとめた髪をなびかせ、一瞬バンドマンなのかな?と思ったほど。

彼はデータリテラシーを学べる2年制大学出身で、学生時代データの企業について調べるという課題で、ZEAL DATA TIMES を知ったそうです。課題の出典にもZEAL DATA TIMESと書きました!と話してくれました。彼は5~10年後を見据え、学びのためにジールに入社したと語っていました。

つい先日まで学生だった二人は、とても落ち着いていました。自分の新卒時代を振り返ると毎日のみっちりと詰まった研修内容に頭はオーバーヒートし、休憩時間は同期ともっとはしゃいでいました。

頑張れ!新入社員!

 

本日のワークショップのまとめ

本日のワークショップの内容はこちらでした。

  • データ分析は仮説思考で行う
  • データ活用は「問題定義」「要因分析」「方策設定」の3つのステップ
  • レポートを作る前に目的・仮説を明確にする
  • レポートデザインでのポイントは「誰が」「何の目的のため」「何を見て判断するのか」を明確にしておく
  • レポートのレイアウトは「視線の法則」を意識する
  • 目的に合わせて適切なグラフを選択する

 

これらに着目してダッシュボードを作ることにより、お客様が自らの課題を解決するダッシュボードを自力で作成できる力が身につきます。

 

新卒社員にインタビュー

ワークショップが終わり、これから日報を入力するというタイミングで、新卒二人にいろいろ聞いてみました。

M君

–今日の講義で難しかった点や新たに発見した点はありますか?–
目的に対する仮説を考える点を学べた点が勉強になりました。

–本日の講義で疑問に思った点はありますか?–
私はDX領域に配属予定なのですが、BIの開発の際に、問題の特定、仮説立て、確認することを定義するのはどのフェーズでやるのか分からなかった。

–分からない時どうしていますか?-
人事の方に質問しています。

–同期同士で勉強会を開催したりしますか?–
特に開催していませんが、研修の中に学習時間が設けられているので、同期と教えあったりしています。

–入社から1か月半経ちますが、新卒同士での交流は深まっていますか?–
同期みんなコミュニケーション能力の高い方ばかりなので、打ち解けあえています。研修の最初に自己紹介、他己紹介など、同期のことを知るコンテンツが多かったのですぐに打ち解けあえることができました。

–研修の1日のスケジュールを教えてください。–
9時〜18時は研修時間です。研修後、残って復習している方もいます。質問や相談に対応してくださる講師の方が残って下さっているので、不明点はその日のうちに解決できています。

–DX領域の配属を希望とのことですが、なぜDX領域に進みたいと思ったのですか?–
開発メインで携わりたいと思ったからです。

 

Sさん

–今日の講義で難しかった点や新たに発見した点はありますか?–
視覚的に成果物ができる点が楽しく分かりやすく勉強になりました。
そして、講義内のスライドがとても見やすかったです。またビジュアルの色味なども参考になりました。

–大学時代は何を専攻していましたか?–
環境保全の学科です。植物の環境保全、緑地を保全する学部にいました。

–環境保全ではデータを使った研究をしていましたか?–
土壌の講義では、土壌の中の水分データを使った授業がありました。土壌の水分量を記録したものをプログラミング使ってグラフ作成など行いました。

–大学時代のデータ作成方法と本日の講義でのグラフ作成は少し違いがあったかと思いますが、どんな点が違いましたか?–
大学時代はグラフの完成図が設定されていたので、それに沿ってグラフを作成しました。本日の講義では目的が明確になっており「見たいものを表現するため横軸に何を、縦軸に何を設定する」という方法はとてもためになりました。
本日の講義では、取捨選択をしてグラフを完成することを学びました。
大学時代はコンピューター任せで難しい計算作成されたグラフに対して意見を述べることをしていたが、その前段階の目的を明確にして作成するデータについて学べたのが大きな違いでした。

–研修後の配属は決まっていますか?–
大阪出身なので、大阪支社に配属予定です。

–研修期間中のみ、一人暮らし中なのですか?–
会社がマンスリーマンションを用意してくれているので、研修中の3か月間はプチ一人暮らし中です。大阪の実家では家事などしなくてもよかったのですが、研修中は自炊などしながら頑張っています。
大変な毎日ですが、同期がいるのでモチベーションも上がりますし、仲良しの同期もできたので、週末遊びに行ってリフレッシュしています。

–慣れない一人暮らし、お買い物も大変ですよね。今夜のメニューは何ですか?–
今夜はキムチうどんの予定です!
食材の買い出しは3日ずつ行っています。

新しい環境の中で懸命に取り組んでいる新卒のみなさんの話を聞いて、わたしも頑張らなくっちゃと思いました。

 

感想

今回レポートした分析・可視化ワークショップは、新入社員向けの短縮版の3時間のワークショップとして開催されましたが、2日間かけて開催される正規の「分析・可視化ワークショップ」のお客様からのアンケートでは、5段階評価のうち、4.35という高い評価をいただいております。

参加してみた感想は、お客様の課題はお客様自身で明確にすること、そして、お客様自身がダッシュボードに何を可視化したいのかを発見させる力を身に着けられる内容であることがとてもよくわかりました。

「BIツールを使っているけれどもなかなか本当に役に立つダッシュボードを作れていない…」と少しでも感じている方に、ぜひ受講してほしいと心から思いました。

 

分析・可視化ワークショップ価格

分析・可視化ワークショップの参考価格です。

オンライン 6名:50万円
オフライン 6名:65万円
※首都圏・関西以外での開催をご希望の場合、交通費・宿泊費は別途精算させていただきます
※受講者全員が同一部門でなくても受講可能です

分析・可視化ワークショップは出張でウェビナーを承っております。オンライン、オフラインともに対応可能ですので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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