公開日:2022年3月11日

更新日:2022年3月11日

(画像はイメージです)


一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム(会長 栗島 聡、以下 JDMC)のAI・データ活用のためのコンプライアンス研究会は、2022年3月10日、標記書籍を日経BP社より上梓しました。

Amazonおよび各書店にて発売。AI(人工知能)の利用や斬新なインターネットサービスなど、攻めのデータ活用に取り組む際に、コンプライアンスや倫理面を巡って起きがちな問題(つまずきポイント)を事前に洗い出す方法を提案し、実務ですぐ使えるツールをExcelデータ形式で提供します。新たなデータ活用を始める前に、グレーゾーンでトラブルを起こさないかどうかを自分で確認できます。

業種業界、企業規模を問わず、データ活用についての契約・コンプライアンス・個人情報保護を担当されている実務者、法務担当者、エンジニアの方々にお勧めします。

AI(人工知能)やメタバースなど画期的な技術が次々と人々の生活やビジネスに変化を及ぼしている現在、企業活動のあらゆる場面でデータが活用されるようになりました。
様々な課題を抱えた日本においてはデータを積極活用し、新たなサービスを創出したり、業務を抜本的に変えたりすることが望まれています。しかし、そうした「攻めのデータ活用」が進むと共に、そのコンプライアンスが企業にとり重大かつ喫緊の問題として浮上してきました。

ここでいうコンプライアンスは法令遵守にとどまりません。法律に違反していないデータ活用であっても倫理的に問題があると指摘され、いわゆる炎上状態になる事例が相次いでいます。

良かれと思って始めた、画期的な新サービスが中止を余儀なくされる場合もあります。

企業はデータを活用して国際競争力を高めることに果敢に挑むと同時に、倫理面も含めたコンプライアンスで問題を起さない、いわば「攻めのガバナンス」にも取り組まなければなりません。

機械学習、パーソナルデータ利用、外部データ利用、データエクスチェンジ(交換)といったことを始める前に、グレーゾーン(法律違の違反ではないが問題視される危険がある領域)でトラブルを起こさないかどうかを自分で確認する必要があります。
そのために現場ですぐ使えて、有用性が高いツールがあることが望ましいのです。

そこで本書はデータ活用におけるコンプライアンスにおいて起きがちな問題を事前に洗い出せる「倫理フレームワーク」と呼ぶツールを提供します。 倫理フレームワークはデータ活用で配慮すべき「倫理テーマ」、各テーマで問題を起しやすい「つまずきポイント」、つまずきポイントを洗い出すための「チェックリスト」で構成しました。

倫理テーマは5点、つまずきポイントは14点、チェックリストは49点、企業が実務で利用しやすい数に絞り込みました。
チェックリストを表計算シートのデータとしても提供するので直ちに使うことができます。

業種業界、企業規模を問わず、データについての契約・コンプライアンス・個人情報保護を担当されている実務者、法務担当者、エンジニアの方々はぜひ使っていただきたい内容です。

本書の構成

第1章 データ活用における倫理上の問題点
第2章 倫理フレームワークと使い方
第3章 つまずきポイントの洗い出し事例
第4章 データ活用の全体像とつまずきポイント

本書を購入された方に限定して、『データ活用における「つまずきポイント」の洗い出しチェックリスト記入シート』のExcelデータをご提供します。この記入シートを使って、つまずきポイントを洗い出すことができます。
さらに第2章、3章、4章に掲載した図版のPowerPointデータも同じくご購入者様限定でご提供します。
つまずきポイントの洗い出し活動を共にするメンバーの方々へ説明する際にお役立てください。
両データをダウンロードするやり方については巻末の袋とじページに記載しています。

著者

第1章  福岡真之介(西村あさひ法律事務所、AI・データ活用のためのコンプライアンス
研究会アドバイザー)
第2章、第3章、第4章 AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会メンバー

書籍情報および購入先

出版社 ‏ : ‎ 日経BP (2022/3/10)
発売日 ‏ : ‎ 2022/3/10
単行本 ‏ : ‎ 80ページ

価  格: ¥29,700
ISBN-10 ‏: ‎ 4296112023
ISBN-13 ‏: ‎ 978-4296112029

購入先(Amazon)および各書店

 

一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム
(略称JDMC)について

2011年4月18日に創立された一般社団法人。目的は「様々なデータや情報のマネジメントに関する社会的認知を高め、企業や行政機関などがデータマネジメントを実践するための土壌を創ること」。
企業や団体でデータを取り扱う実務者が参加し、データマネジメントに関する研究会、セミナー、カンファレンス、表彰といった活動をしています。会員は約270社 

AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会について

2019年度から活動するJDMCの研究会。企業の戦略としてAI・データ活用を促進していくにあたりセキュリティ、 コンプライアンス、個人情報保護について社内規定や
社外との契約に基づき厳格に取り扱う必要があることを受け、それらの実務対応を検討すると共に実務の基礎となる研究をしています。
2019年度はコンプライアンスにかかわる実務の全体像を整理し、2020年度は派生データ活用におけるつまずきポイントを洗い出し、倫理フレームワークをまとめました。

2021年度は各つまずきポイントにおける対応策を検討しています。

参加対象者はAI・データの利活用、パーソナルデータ活用、外部データ活用、データエクスチェンジを始めようとする方、推進中・実施中の方、興味がある方。
AI・データについての契約・コンプライアンス・個人情報保護に悩んでいる実務者・法務担当者、一緒に研究いただける法務関係者。研究会リーダーは佐藤市雄(SBIホールディングス株式会社)、サブリーダーは安井秀一(日本電気株式会社)、神嶌潔(株式会社マクニカ)、アドバイザーは福岡真之介(西村あさひ法律事務所)、松村英寿(西村あさひ法律事務所)、事務局は遠藤秀則(NTTデータ先端技術株式会社)

 

本研究会にに関心をお持ちの方、連携を希望する企業はお問合せください。

本研究会では、引き続き、多くの関係者と連携してこのツールを磨き上げてゆく予定です。
関心をお持ちの方やビジネスに活用したいという方はぜひ、JDMCの「AI・データ活用のためのコンプライアンス研究会」にご参加ください。
研究会は随時、入会ないしは連携を希望する企業や関係者を募集しています。

【本件に関するお問合せ先】
一般社団法人日本データマネジメント・コンソーシアム
事務局 担当: 臼井
E-Mail:info(アットマーク)japan-dmc.org
TEL:070-3278-2011

▼引用元

 

ジールへのお問い合わせ

新着記事