ジールの技術支援のもと、ヤマハ発動機の製造部門がグローバルなデータ分析基盤の構築・運用を実現
PRESS RELEASE
報道関係各位
2020年 8月 3日
株式会社ジール
ジールの技術支援のもと、ヤマハ発動機の製造部門がグローバルなデータ分析基盤の構築・運用を実現
アバントグループで、国内唯一のビジネスインテリジェンス/データウェアハウス専業ソリューションベンダーである株式会社ジール(本社:東京都品川区、代表取締役社長:岡部 貴弘、以下:ジール)は、ヤマハ発動機株式会社(以下:ヤマハ発動機)のデータ分析基盤の構築事例を発表いたします。
<ヤマハ発動機のご要望と背景にあった課題>
▶ 市場側の販売データを起点として生産や物流の最適化を図りたい
▶ 製造部門であるデマンドチェーン革新部で、データ分析基盤を構築・運用したい
▶ データ分析基盤については専門ではないため構築や運用の過程で技術支援を受けたい
ヤマハ発動機では、グローバルでの持続的成長を目指し、需給調整の精度向上を図るうえで、消費者の需要側から見た製品や情報の流れを示すデマンドチェーンの変革に取り組んでいます。
市場側から取得できる販売データなどを起点にして生産や物流の最適化を図っていたものの、市場側を意識せずに大量生産する手法では、消費者ニーズが多様化する中で在庫過多に陥ることもありました。また、国や地域によって売れ筋モデルも異なることから、在庫不足を招く恐れもあり、お客様が購入しようと思った時に製品をタイムリーに提供するためには、市場の状況を瞬時に察知する必要がありました。そのため、顧客満足度を向上させながら、在庫量を適正に維持するには、生産計画や供給計画のレベルを向上させる必要があり、そのためには鮮度の高い情報を得ることが必要不可欠となっていました。
デマンドチェーンの変革のベースとなるデータ分析基盤をスピード重視で導入し、また将来的な追加開発のことも鑑み、保守運用もユーザー側で行いたいという要望があり、自部門主体で構築・運用を行う方針となりました。営業・製造・物流の各部門のメンバーからなる部門において、サーバに触れたこともないメンバーでデータべースの構築・運用を実現していくため、コストの抑制、短期間での構築、世界各国の拠点が持つデータをクラウドに吸い上げることができる仕組みとして2019年6月、『Microsoft Azure』の導入を決定。ノンコーディングでETL(Extract Transform Load:抽出、変換・加工、格納)プロセスを構築できる「Azure Data Factory」であれば、データ分析基盤の知識がなくても、製造部門での構築・運用が可能となり、さらに、すでに導入していたBIツール『Microsoft Power BI』との親和性もポイントとなりました。
<導入プロセスと効果>
▶ Microsoft Azureにおけるジールの構築実績や豊富な知見を高く評価
▶ ジールが用意したシナリオをもとにハンズオンを実施、さらにヤマハ発動機のデータを使って抽出・加工を実践することでイメージしやすいスキルトランスファーを実現
▶ ノンコーディングのETLツール「Microsoft Azure Data Factory」により、データ分析基盤の知識がない製造部門でもデータ分析基盤の構築・運用を実現
構築パートナーには、Azureデータ分析基盤に豊富な実績を持つジールが採用されました。基盤構築を担うジールは、2019年7月から1カ月かけて同社の要望に最適化された構成にするべく、丁寧にヒヤリングを実施し、わずか3週間で設定を完了しました。
今回の構築でポイントとなったのは、データ分析基盤の知識がない製造部門の方がデータベースを構築し運用するために、どのようにスキルトランスファーを行っていくのがベストなのかを念頭に置き、データの流れや結合、加工方法など、ジールで用意したベースとなるシナリオのもとでハンズオンを実施しました。2か月後の9月には、ジールからデマンドチェーン革新部に対しAzure Data Factoryの使い方を中心としたスキルトランスファーを行いました。
実際にジールが操作を行った画面を表示し、解決方法を具体的で視覚的にフィードバックしたことで、『こうやればできる』という小さな成果の積み重ねにより、データ分析基盤の知識がなかった製造部門で構築・運用が可能となりました。
今後もジールは、ヤマハ発動機のビジネス戦略における適切な環境作り、ツールのご提供などさまざまな側面において、お客様のご要望を反映したサービスの充実を推進して参ります。
詳細な事例はこちら
https://www.zdh.co.jp/customer/manufacturing/yamaha/
【株式会社ジールに関して】
株式会社ジールは、BI分野における25年以上の経験に基づいた知見に加え、最新のビッグデータ技術を駆使した先進的なサービスをご提供しています。これからBIに取り組むお客様から、既存の分析から高度な分析へシフトされるお客様まで、「情報活用力」向上の実現をしっかりと支援します。2018年3月に東証一部に上場した株式会社アバントの100%子会社です。
社 名: 株式会社ジール
設 立: 2012年7月
代表者: 代表取締役社長 岡部 貴弘
URL: https://www.zdh.co.jp/
主要業務: ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービス など
本社所在地: 東京都品川区上大崎2丁目13番17号 目黒東急ビル6階
大阪支社: 大阪府大阪市中央区伏見町二丁目1番1号 三井住友銀行高麗橋ビル7F
【アバントグループに関して】
株式会社アバント(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、証券コード:3836)を持株会社として展開するアバントグループは、「経営情報の大衆化」をミッションに掲げ、主にCFOやCIO組織を対象として、連結会計関連事業、ビジネスインテリジェンス事業およびCFO業務のアウトソーシング事業を展開し、経営情報を意志決定に役立つ「未来の地図に変えていく」ことを通じてお客様の価値創造に貢献しています。1997年5月に株式会社ディーバとして創業し、2007年2月の株式公開を経て、2013年10月に持株会社へ移行した際に、株式会社アバントに商号を変更。東証一部には2018年3月に上場しています。主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。
<アバントグループ>
○株式会社ディーバ
○株式会社ジール
○株式会社インターネットディスクロージャー
○株式会社フィエルテ
※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。
以上
<本件リリースに関するお問い合わせ先>
株式会社ジール 広報担当/佐藤
TEL:03-5422-8477
お客様が実現したいことに寄り添ったご提案をいたします。
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