ジール、清水建設のデータドリブン経営加速に向け、仮想統合環境の構築を支援

プレスリリース

2024年03月21日

アバントグループで、デジタルトランスフォーメーション(以下「DX」)推進事業を展開する株式会社ジール(本社:東京都品川区、代表取締役社長:沼田 善之、以下「ジール」)は、清水建設株式会社(本社:東京都中央区、取締役社長:井上 和幸、以下「清水建設」)のDX推進の重要テーマの一つであるデータドリブン経営の加速へ向け、「Denodo」によるデータ仮想統合環境の構築を支援しました。また、本導入事例を公開しました。


清水建設における導入事例詳細

https://www.zdh.co.jp/customer/shimz/

<背景と課題>
建設DXを支える「データの民主化」実現に向けてデータのサイロ化解消に取り組む
江戸時代の1804年に創業した清水建設は、「子どもたちに誇れるしごとを。」というコーポレートメッセージを掲げ、建設事業を柱に不動産開発やエンジニアリングなどの事業を220年にわたり展開し、日本の社会インフラを支えています。
2030年までの長期ビジョンとして、建設事業の枠を超え、多様なパートナーとの共創を通じて時代を先駆けて価値を創造する「スマートイノーベーションカンパニー」を目指していくなか、中期デジタル戦略2020「Shimz デジタルゼネコン」を策定し、DXによる変革を進めています。
DX変革の重要テーマの一つにデータドリブン経営を位置付けていますが、これまで清水建設では、部門内で業務システムを利用したデータ活用は行われていましたが、部門によってデータがサイロ化されており、社内のシステム間でのデータ連携が難しいなどの課題がありました。データは有効活用されず、データドリブン経営実現の障壁となっていました。また、社内からデータ活用の要望があった際のデータ提供までのリードタイムやデータの鮮度、データコピー等によるガバナンスも課題でした。
こうした状況のもとで、データの民主化を実現するうえで鍵となったのがBIツール(Power BI・Tableau)の全社展開とデータ仮想化でした。

<ジール採用のポイント>
物理的にデータを移動させず仮想的に統合しデータを活用
データ仮想化とBIツールの豊富な実績を評価し、PoCから構築、運用に至るまでの伴走パートナーにジールを選択
清水建設はデータの民主化を実現するにあたり、物理的にデータを移動させることなく、仮想的にデータ統合ができる「データ仮想化」に着目。複数のツールを比較検討する中で「Denodo」を採用しました。Denodoは散在するシステムを仮想化によって汎用的に接続することで、データ参照先をDenodoに一元化することができます。また、社内のデータ資産を目録として整理できる「データカタログ」を通じて、必要なデータをユーザー自身で探すことが可能です。効率化と品質の観点から、ユーザー自身がデータカタログをメンテナンスできる点も製品選定のポイントとなりました。Denodoは、データのコピーではなく透過的にデータを活用するため、ガバナンス強化とともにデータの鮮度も維持できます。
導入にあたっては、清水建設ではこれまでデータ仮想化への取り組みがなかったことから、PoCにおける技術支援が、プロジェクト成功の鍵を握る重要なポイントでした。
Denodoの導入および環境構築ベンダーには、先行導入している同業の企業にも話を聞いた中で名前が上がり、これまでも清水建設のデータ活用を支援してきた実績があるジールを選定しました。
Denodoの豊富な導入実績で培ったノウハウにより、不明な点については迅速かつ的確な回答が得られ、納得感のあるPoCを行うことができたと評価いただきました。

<導入効果と今後の展望>
活用データの拡充 データの民主化を加速
ジールの伴走支援のもと、2022年10月にはDenodoによるデータ仮想化基盤が本稼働しました。導入後約1年が経過し、利用者数は現在、Denodoによる仮想統合環境に直接アクセスし、BIツールを使ってレポートを作成するパワーユーザーが100名、そのユーザーが作成したレポートを参照・活用するライトユーザーが500名にものぼります。また、現場での多元的な分析に向け、ジールのオープンデータ提供サービス「CO-ODE(コ・オード)」も導入するなど、データ活用に広がりを見せています。
更なるステップアップを目指す清水建設からは、「データの民主化」実現に向けた先進的な提案に期待を寄せていただいており、データ活用分野における技術やノウハウを駆使した支援を引き続き行っていきます。

清水建設における導入事例詳細は、以下URLをご参照ください
https://www.zdh.co.jp/customer/shimz/

今後もジールは、データ活用領域における30年以上の実績と知見を生かし、企業のDX実現を伴走するパートナーとしてお客様の企業価値向上に貢献するとともに、すべての人々がデータを活用でき、そのデータから恩恵を受けられる社会の実現を目指してまいります。

【清水建設について】
江戸時代から令和、さらに未来へ、日本の成長とともに歩み続ける清水建設。「進取の精神」で事業構造、技術、人材においてイノベーション、DXへの取り組みを加速させており、持続可能な社会の実現に向けて、時代を先取りした価値創造に取り組んでいます。

清水建設の詳細は、以下URLをご参照ください。
https://www.shimz.co.jp/

【株式会社ジールについて】
株式会社ジールは、社内外のデータを整理・統合するデータプラットフォームやデータを分析・予測・可視化するAI・BIソリューション等を、コンサルティング・システム開発を通じて提供し、企業のデジタルトランスフォーメーションやデータドリブン経営の推進を支援しています。自社開発のクラウド型データ分析基盤「ZEUSCloud」、DX人材育成を支援するeラーニングサービス「ZEAL DX-Learning Room」なども展開しています。東証プライム市場上場の株式会社アバントグループの 100%子会社です。

社 名:株式会社ジール
設 立: 2012 年 7 月
代表者:代表取締役社長 沼田 善之
URL: https://www.zdh.co.jp/
主要業務:ビジネスソリューションパッケージの開発・ライセンス販売・コンサルティングサービス・サポートサービス など
本社所在地:東京都品川区上大崎 2 丁目 13 番 17 号 目黒東急ビル 6 階
大阪支社:大阪府大阪市中央区伏見町二丁目 1 番 1 号 三井住友銀行高麗橋ビル 7F
札幌オフィス:札幌市中央区北5条西11丁目15-4

【アバントグループに関して】
株式会社アバントグループ(本社:東京都港区、代表取締役社長:森川 徹治、東証プライム市場上場、証券コード:3836)を持株会社として展開するアバントグループは、「企業価値向上に役立つソフトウエア会社になる」とのマテリアリティの実現に向けて、2022年10月1日に新たなガバナンス体制とグループ体制でスタートしました。 アバントグループでは、財務情報・非財務情報を問わず様々な情報に基づき、お客様が適時・適切な経営判断を行い、経営改革を推進するためのソフトウエア開発・販売・保守や、ソフトウエアベースのコンサルティング・BPOサービスをご提供し、「経営のDX」に貢献してまいります。主要なグループ事業子会社(いずれも100%所有)は以下の通りです。

<アバントグループ>

 

※本リリースに掲載する社名または製品名は、各社の商標または登録商標です。

 以上

 

お客様が実現したいことに寄り添ったご提案をいたします。
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