公開日:2020年8月26日

更新日:2020年8月26日

2020年7月28日、株式会社ジールは、株式会社ドリーム・アーツと『 【ウェブセミナー】チェーンストア企業が今やるべき業務変革「データ活用」と「コミュニケーション改革」のベストプラクティス』を共催しました。

チェーンストア企業において、昨今、特に重要な課題としてあげられるのは、「日々変化する環境にいかにすばやく柔軟に対応するか」、「人員が限られる中で、どのように店舗運営を効率化していくか」になります。その中でポイントとなるのが、「コミュニケーション改革」と「データの活用」による業務効率化です。

この重要な2つの課題について、「コミュニケーション改革」は、業界No.1本部店舗間コミュニケーションツール「Shopらん」を展開する株式会社ドリームアーツから、「データ活用」については、データ活用の専門家集団であるジールから「ZEUSCloud」を活用した事例をデモンストレーションを交えて紹介しました。その内容をレポートします。

突発対応の連続!でも人手は不足!
そこで重要な本部-店舗間コミュニケーションのあり方

講師:株式会社ドリーム・アーツ カスタマーサクセス統括本部 らんグループ 平井 里佳氏

 

コロナの影響で、「店舗では突発反応が求められているが人手が不足している」という企業さまは多いのではないでしょうか。
そこで重要になるのが、「本部-店舗間のコミュニケーションのあり方」です。
昨今の小売業の状況から、どうすれば「本部-店舗間のコミュニケーション」を改善することができるのか、ご紹介していきます。

 

最近の小売業の状況

1.集客施策

集客に関する本部からの指示は減少(ソーシャルディスタンス)

 

2.店頭施策

・量販店(スーパー、ドラッグ):抑制(日用品の割引をして、人が集まらないように)
・ハレ系(アパレルなど):増加(在庫余剰により、店頭で大規模セール)

 

3.業務指示

環境変化により、イレギュラーな業務指示が増加

 

4.緊急連絡

作業や報告が必要になり、店舗の負担が増加

 

5.報告業務

新しく作られた業務に関する報告の増加(アルコール在庫や体調報告)

上記の通り、店舗で対応する業務は増加しており、しかも突発的、緊急的なものが多いです。一方で、働き手は不足しているという状況です。このような状況が続くと、店舗が疲弊してしまいます。

このようなコミュニケーション課題の原因を整理すると「情報の整理」と「業務サイクル」に集約されます。
このあと「Shopらん」を活用した課題解決イメージを紹介されました。

詳しくはドリームアーツのホームページにある動画をご覧ください! 

→動画視聴はこちらから

また、最新事例として、スープストックトーキョー様の事例がこちらで紹介されています。

データ分析のスペシャリストが開発!「ZEUSCloud」のご紹介

講師:株式会社ジール データアナリシスプラットフォームユニット マネージャー 横山 慧氏

 

「小売店の店長やスーパーバイザーの業務を変える」具体的なシナリオを、クラウド型データ分析プラットフォーム「ZEUSCloud」をデモンストレーションしながらご紹介されました。
横山氏自身が、前職で小売業に携わっており、データ活用で苦労した経験からスーパーバイザーの業務を振り返って、抱えている課題をどのように解決できるかを話しました。

 

スーパーバイザーの1日の業務フロー

スーパーバイザーの主な業務を紐解くと以下のようになります。

 

① 売上チェック
② 店舗に臨店
③ 在庫チェック
④ セール商材発注

 

アナログで行っていた業務が、データ分析ツールを活用するとどのように変わっていくのでしょうか。 これらの業務をデータ活用ツールの導入前と導入した後の比較をまとめた図が下記になります。

 

 

小売店の店長やスーパーバイザーの業務を変える「ZEUSCloud」

小売業のスーパーバイザーや店長の、1日の具体的な業務をユースケースとして、ツールを使用することで、業務にどのような変化があるかをご紹介します。

 

① 売上チェック
 導入前:各店舗からの日報をもとに集計したデータをExcel内で加工。
     目標データと実績データを連携させる。
 導入後:CSVやExcelデータを取り込むと同じ名称のデータは自動で連携。
     売上分析画面は1~2時間で作成可能

 

② 店舗に臨店
 導入前:データや画面を紙に印刷してミーティングに備える。
 導入後:iPadやモバイル端末からも参照可能なため、移動中でも即時確認が可能。

 

③ 在庫チェック
 導入前:売上や在庫のデータを手動で突合せてレポートを作成
 導入後:システムの異なる売上や在庫のデータも自動的に項目を紐づけ簡単に可視化することが可能

 

④ セール商材発注
 導入前:様々な情報を得るため複数の画面をいったりきたり確認しなければならないため、発注業務に集中することが難しい。
 導入後:ハイパーカード機能があるため、一つの画面でいろいろな情報をポップアップで表示し、発注業務に専念することができる。

 

「ZEUSCloud」を活用することによって、小売店の店長やスーパーバイザーが行っていた売上管理や分析業務などが管理業務が不要で簡単に実現することができます。これで、本来の分析業務に集中することができ、業務の高度化にもつながります。

 


「ZEUSCloud」の詳細はこちらからご確認ください。

 

「ZEUSCloud」活用事例のご紹介

講師:株式会社ジール 営業本部 営業第二部 営業部長 河西 徹氏

ツルハホールディングス 株式会社杏林堂薬局様に導入いただいております。

 

株式会社杏林堂薬局様では、これまでID-POSの分析業務において、あるASPサービスを利用していました。
しかし、分析フォーマットのパターンが決まっているため、必要に応じてExcelなどで2次加工を伴う作業が発生していました。

その課題を解決するため、新たな分析基盤の導入が必要となり、複数の製品を検討した結果、「ZEUSCloud」を採用されました。
「ZEUSCloud」を採用した理由は次の通りです。

 

「ZEUSCloud」採用の理由

・マーケティング部内に利用者数を絞って利用が開始できる。

⇒「スモールスタート可能」


・MD分析室の担当者様が分析フォーマット(レポート)を作成できる。

⇒「容易な操作性」


・システム環境を保持する必要が無く、直ぐに利用開始できる。

⇒「IT部門への負荷が最小限」

 

今までできなかった分析パターンを増やすことによって、新しい気付きを得る可能性を感じています。また、それらの作業に伴う効率化について、以前の2次加工に要していた作業と比較して、30%程度の効率化が図れているという効果を得ています。

 

まとめ

チェーンストア企業において、課題になっている「コミュニケーション」と「データ活用」について、

今回ご紹介した2つのソリューションを導入することで解決できるのではないでしょうか。

 

もっと深く情報を知りたい!という方はそれぞれ下記からお問い合わせください。

「Shopらん」については、こちらから

「ZEUSCloud」については、こちらから

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